台湾と香港の定番土産として有名な「白花油」ですが、実はこれマレーシア、ペナン発祥なのです。
マレーシアでは様々な種類のハッカ油が販売されていますが、中でもこの「白花油」はラベンダーが配合されていて他のハッカ油よりマイルドなので私は気に入っています。
色々なシーンで使えるので1つあると重宝します。
白花油の歴史
1927年、マレーシア、ペナンで中国福建省出身のGan Geok-Eng氏が薬用塗り薬として白花油を開発し、1935年にはシンガポールにて白花油の製薬工場を設立します。
その後、香港と台湾にも市場を拡大していきました。
現在、販売されているものは、香港製の和興白花油と台湾製の萬雁白花油の2種類で、マレーシアでは香港製のものが売られています。
白花油の成分とその効能
冬青油(ウインターグリーンオイル) 40%
刺激性の成分を含み、鎮痛作用に優れています。
気持ちをスッキリさせ、やる気を引き起こす効果もあります。
ユーカリオイル 18%
殺菌、消炎作用に優れています。
メントール 15%
頭をスッキリさせる一方で、リラックス効果もあります。
ペパーミントオイル 15%
脳を活性化させ、爽快感をもたらします。
カンファー 6%
クスノキの精油で、古くから防虫剤として使われています。
鎮痛、殺菌作用があります。
ラベンダーオイル 6%
精神を安定させる他、肌の再生効果もあります。
白花油の使い方
頭痛時
指につけ、こめかみにチョンとつけます。
頭痛が和らぎ、スッキリします。
眠気覚ましにもピッタリです。
腹痛時
腹痛や胃もたれがする時、手のひらに数滴出し伸ばした後、お腹に優しく当てると楽になります。
鼻詰まり時
鼻の下につけてもいいですが、粘膜につくと刺激が強すぎるので、ハンカチやティッシュにつけて香りを嗅ぎます。
筋肉痛、肩こりがある時
患部に直接つけて伸ばします。
タイガーバームと同じ使い方です。
虫刺され時
指でチョンチョンとつけると、痒みが引き腫れることなく綺麗に治ります。
オリジナル白花油スプレーが使える!
ハッカ油を水とエタノールで混ぜた「ハッカ油スプレー」が天然の虫除けスプレーになることはよく知られていますが、私はこれを白花油で作ってしまいます。
水50mlに白花油(5~10滴くらい)を混ぜるだけです。
本当はエタノールを入れた方がよく混ざり合うのでしょうが、なくても大丈夫、使う前によく振れば問題ないです。
振ると白く濁ります。
白花油は直接肌につけておくと虫除けになりますが、子どもに直接つけるのはちょっと刺激が強すぎるので、この白花油スプレーなら安心して使えます。
また、このスプレーは掃除にも使えるんです。
掃除に使う場合はもっと薄めてもいいです。
床をこれで水拭きするとキュッキュッとして気持ちがいいですし、キッチンもスッキリして虫除けにもなるので便利です。
殺菌、消臭作用もあるので、トイレもこれで水拭きすればスッキリ、爽やかです。
家全体の空気が変わります。
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さいごに
白花油は色々なシーンで使える万能オイルです。
アジア圏に旅行に来たら是非手に入れてみてください。
小さくて安いのでお土産にもピッタリです。
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