我が子の通うマレーシアの幼稚園では、朝着くとすぐに先生とマンツーマンで英語本を音読します。
【Key words with Peter and Jane】、通称【Peter and Jane(ピーター&ジェーン)】です。
イギリスやマレーシアで子育てをした方なら一度は目にしたことがあるでしょう。
1964年にイギリスで出版され、今もなお英語教育で使われている大ベストセラー本で、全部で36冊あります。
入園前に園長先生がこの本を見せてくださった時、ABCもままならないのに、これは無理ではないかと最初は思いました。。
上の写真は最後のレベル12です。
Peter and Jane の内容
本はレベル1から12まで、それぞれa,b,c と3冊づつ全部で36冊あります。
c はaとbを復習するエクササイズ本ですので、幼稚園では扱わず、音読するのは全部で24冊です。
挿し絵を見ながら意味が自然と分かるようになっており、文法を習うことなく自然と英語が身につきます。
とにかく繰り返し繰り返し、同じ単語や言い回しを使うことで、自分で英文を読めるようになるのです。
レベルが進むにつれ、文字は小さく文章も増えていきます。
最後のレベル12はおそらく英検3級くらいのレベルではないでしょうか。
また幼稚園ではフォニックスという英語の発音も同時に学んでいきます。
Key Words with Peter and Jane #1 Look At This Series B
子どもの反応
最初は慣れるまで時間がかかりました。
レベル1は確かに簡単ですが、まだABCにも慣れていないので、子どもにもストレスだったはずです。
レベル4までは、一冊読み終えるのに1ヶ月以上かかっていました。
それがレベル5、6になると割とスラスラと読めるようになり、1ヶ月以内で読み終えるようになりました。
約2年くらいかけて先日24冊全て読破しました。
最後の方はきちんとストーリーも楽しんでいて、幼稚園から帰ってくるとあらすじを日本語で教えてくれるようにまでなったのです。
読破した日は幼稚園からご褒美まで頂いて、誇らしげに帰ってきました。
何より自分で読める喜びを味わっているようでした。
本を自分で読む喜びを知った
不思議なことに「 Peter and Jane 」を読み進めると同時に、レベル5を過ぎたあたりで自分で日本語の絵本も読みたがるようになりました。
寝る前に日本語の絵本を読み聞かせしているのですが、簡単な本であれば自分で声を出して読むようになったのです。
色々と自信がついてきたのでしょう。
これから日本語でも英語でも夢中になれる本をどんどん見つけていって欲しいです。
さいごに
「Peter and Jane 」で英語力がついたことは確かですが、それよりも幼児期に「読書は楽しいもの」というイメージを植え付けることができたことに感謝です。
せっかく読書の喜びを知ったので、このまま良い読書環境を整えていくことが親である私の役目だと思っています。
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