嫌悪感を抱いてしまうマレーシアの募金活動

ここ最近マレーシアにて、立て続けにチャリティ募金をする方達に声をかけられました。

本物か偽物か私には見分けがつきませんが、あまりにも遭遇するので少し感じたことを記したいと思います。

街頭募金

日本では街中の募金は路上募金が普通だと思いますが、ここマレーシアでは食事中に声をかけてくるのです。

さすがにショッピングモール内や高級レストランには入ってきませんが、ホーカーセンターや大衆的なカフェなどにいるとかなりの確率で遭遇します。

大抵は、孤児院や老人ホームなどの写真やパンフレットを見せてきて、募金の協力をお願いされるのです。

私はいつも「ソーリー」と言ってお断りしています。

そこで話が終わることがほとんどですが、中には「君は子どもたちを助けたくはないのか?」と言ってくる方もいます。

またこれもよく見かけるのですが、楽器を弾く5、6人のグループの募金活動です。

これも食事しているテーブルの横で演奏を始め、終わるとやはり孤児院や老人ホームの冊子が出てきます。

演奏を止めようとしても続行しますし、家族や友人と食事中に会話もできず非常に嫌な空気が流れます。

この間入ったレストランでは、店の主人が追い払っていたのですが、彼らはキリのいいところまで引かないと演奏をやめないのです。

あまり言いたくはないのですが、募金のやり方を間違っているというか、非常に独善的に思えてならないのです。

独善的な人たちほど、こちらが何を言っても話にはなりません。

電話による振り込み募金依頼

つい先週のことです。

孤児院のボランティアだという中華系マレーシア人の女性から電話がかかってきました。

出先だったので、すぐに切らせて頂いたのですが、その後に詳しいメッセージが送られてきました。

内容は、

「イポーにある孤児院の子どもたち30人をKLのサンウェイラグーンという遊園地に連れて行きたいので、費用8,400リンギットが必要です。

今30人の募金者を募っています。

1人280リンギット(約7,500円)を募金していただければ実現できるのでご協力をお願いします」

という非常に長い文と費用の内訳が送られてきました。

遊園地に行くことは子どもたちにとってのドリームだと。

また一緒に孤児院の写真と子どもたちの集合写真、そして普段の生活の様子を映したビデオまでありました。

孤児院は本当にあるのでしょう。

でも何故私の電話番号を知っているのか、また280リンギットと金額を指定してくる募金なんて聞いたことありません。

280リンギットは高額です。

翌日また電話がかかってきたので、丁重にお断りしたのですが、非常に残念そうで、自分が送ったメッセージと写真、ビデオを貴方の友人に送って拡散してくださいとお願いされました。

拡散してというくらいですから、本物かもしれませんが、誰が聞いても詐欺としか思われないやり方です。

募金が本当なら何か他の方法でお金を集めた方が良いと思うのです。

私が嫌悪感を抱く理由

募金活動をしている方達にも事情があるのでしょうが、私が嫌悪感を抱くのはその独善的な思いをぶつけられるからです。

それに食事を中断されるのは嫌いです。

因みに募金演奏者たちを追い払った店の主人曰く、1日3回毎日決まった時間に来るのだそうです。

店の主人の追い払い方が、まるで猫でも追い払うかのようなやり方で、私が彼らなら心が折れそうですが、、それでも続けているのは何故でしょうか。

そして彼らは他に仕事をしていないのかという疑問も残ります。

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エカの南国主婦ライフ
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