子育てに口出しされてきたことで学んだこと

マレーシアで子育てしている私ですが、実にたくさんの方にアドバイス(口出し)をされてきました。

これは、日本でも海外でも同じだと思います。

でもマレーシアは様々な人種、宗教、また私のような外国人も多く、アドバイスも多岐に渡るのです。

普段は何も言ってこない人でも子育てとなると何かと口出ししてくるのが多いのも事実。

私がこの国で外国人であることも理由かもしれません。

アドバイス(口出し)は妊娠中から始まる

妊娠中に果物を食べようとしたら、義理の母にダメだと取り上げられました。

マレーシアでは果物、特にパパイヤやパイナップルは妊娠中は食べてはいけないとされています。

身体を冷やすからです。

でも医者である義理の叔母からは、果物はビタミン豊富だから食べなさいと勧められました。

勿論食べ過ぎは良くありませんが、適量を食べるには問題ありません。

他にも裁縫をしてはだめだとか、豆乳を飲むとよいだとか色々ありました。

新生児期は特に多いアドバイス(口出し)

新生児期は、特にアドバイスを受けることが多かったです。

まず、帽子、手袋、靴下を履かせること!

これに関しては特に中華系の方はうるさかったです。

これらを装着せずに外出すると、周りの方に「赤子を冷やしてはダメよ」と注意を受けます。

でも日本では冬でも靴下を履かせていない赤ちゃん、いっぱいいますよね?

この国では、特に冷えに関しては厳しいです。

そして成長してくると飲み物に関しても言われました。

日本では子どもに麦茶を飲ませる方が多いですが、こちらではお茶はノンカフェインの麦茶であっても子どもには飲ませないほうがいいと言われています。

子どもの水筒に麦茶を入れている日本人が不思議でならないようです。

でも私からすれば、幼児に甘いミロをたくさん飲ませるマレーシア人のほうが不思議でならないのです。

幼児期は教育に関するアドバイス(口出し)が多い

3歳まで日本語オンリーで育った我が子は、引っ込み思案な性格もあり、なかなか近所の方や親戚に挨拶ができませんでした。

そんな時、近所の方にわざわざ呼び止められて

「挨拶できないのは、母親が日本語だけで話しているからだと思う。

もっと多言語で話しかけなきゃ!

それから挨拶できるまで厳しくしつけないと!」

と言われました。

フランス人のママ友からは

「2歳になって英語も出てこないなんておかしいわよ。

家で英語のYouTubeでも観せたら?」

と言われました。

イヤイヤ期は散々な言われよう

これはアドバイスとは違いますが、数人にショックなことを言われました。

我が子は癇癪もちで、イヤイヤ期もそれは酷いものでした。

私が悩んでいると、ドイツ人のママ友は、

「どうしてこういう性格になったのか、考えてみたことある?

私なら自分の育て方に原因がないか振り返ってみるわ」

さすが論理的に物事を考えるドイツ人、そしてとても失礼です!

他のママ友からも

「Aちゃん(我が子)がうちの子だったら、私には無理だわ」

みたいなことを言われました。

人は言いたいことを言う

皆さん、親切心でアドバイスをしてくださってるのでしょうが、受けた側はわりと迷惑に思っています。

そもそもアドバイスを求めてはいないのですから。

人からアドバイス(口出し)されて気分を害するのは、「あなたのやり方ではダメだ」と指摘されているような気分になるからです。

自分の子育てに生かす

他人の子育てに口出しは不要だと思います。

そして、これを我が子の立場になって考えてみると、母親である私から手出し口出しされるのは嫌だろうなあと気づきました。

私は、ついつい我が子にいろいろ手も口も出してしまうのです。

まさに「人の振り見て我が振り直せ」です。。

自分が学んだことを生かして、見守る子育てを心がけます。

コメント

  1. akarinomori より:

    >ブログ主様
    逆説的な事かも知れませんが、口出し=相手に関心がある、という事かも知れませんね。子育てをしていると、親には親のポリシーがあって「この一線は誰にも踏み入って欲しくない」というのが明確になります。そこを土足で来られると「ちょっと!」となります。まったく放っておかれるのも心細いですが、我が事のように振る舞われるのも気に障る。良い意味の「おせっかい」こそが、広まればいいのになあ、と思います。

  2. ekanan より:

    あっこ(id:akarinomori)さん、コメントありがとうございます。
    そうですね、相手に関心があってこその口出しですね。人情深い良い意味のおせっかいは、思いやりがあるのですんなり受け取れます。

エカの南国主婦ライフ
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