マレーシアの学校では、1月から新しい年度、学年が始まります(インターナショナルスクールや日本人学校は除く)。
そのため、幼稚園では10月頃から卒園や年度末に向けてのイベントが多くなります。
我が子が通うローカルの中華系幼稚園を例に年末のイベントを紹介していきます。
コンサート
多くの幼稚園では、10~11月にコンサートが開催されます。
大きな会場を貸りて、子どもたちはクラスや学年ごとに、数ヶ月練習してきたダンスや劇を披露します。
我が子のクラスは、なんとKポップダンス。
テンポのよい曲を踊れる子どもたちも凄いけど、教える先生も凄いなあと感心して観ました。
そして、このコンサートでは年長さんの卒園式も一緒に行われます。
英国式のガウンを着て、まるで大学の卒業式のよう。
入園式はなぜかありませんが、卒園式は盛大に執り行われます。
学年末テスト
コンサートが終わり、しばらくすると4日間にも及ぶ学年末テストが実施されます。
テスト科目は、中国語、マレー語、英語、算数、科学、道徳、会話力、アートの8科目もあります。
年長ともなると、小学校入学に向けて少し難しい内容になってきます。
<中国語> 部首、画数、穴埋め問題
<マレー語> 単語並べ替え、助詞、穴埋め問題
<英語> 単語、文章並べ替え、所有格
<算数> 二桁の計算、時計、文章問題
<科学> 物の材質、動物の特性、天気
<道徳> 公共の場での振舞い、マレーシア国旗、各宗教と寺院
<会話力> 中国語、マレー語、英語での簡単な会話テスト
<アート>色塗り
こうやってテスト内容を書くと凄く難しそうに聞こえますが、毎日の授業を受けていれば解くことが出来ます。
毎日みっちり勉強してますので。。
早期教育には賛否両論ありますが、マルチリンガルなマレーシアで生きていくには必要なスキルなのです。
先生との面談
テストの結果や幼稚園での様子を聞く先生との面談があります。
テストで上位3位までの子どもはトロフィーをもらえるという競争社会です。
ほとんどの親が夫婦そろって来ており、皆さん子どもの教育に凄く熱心です。
年度末パーティー
マレーシアの子どもの日のお祝いも兼ねて、年度末パーティーが開かれます。
コンサートのときの衣装や好きな服装で参加し、お菓子を持ち寄ります。
この日ばかりは授業もなく、お友達と目一杯遊べるので凄く楽しみな行事の一つです。
さいごに
我が子もついに卒園となり、1月からは中華学校の1年生になります。
幼稚園ではありますが、小学校への準備学校とも言われているローカル幼稚園。
中華系の幼稚園は、厳しい!厳しい!と周りからも脅かされていましたが、いざ入園してみると、確かに勉強はみっちりさせられましたが、大らかな先生やお友達に恵まれ楽しく過ごしたようです。
入園時には日本語しか話せず、先生の話している内容も全く分かっていなかった我が子ですが、競争心に火をつけ、なんと最後のテストではトロフィーを頂きました。
適度なプレッシャーのある中華系幼稚園、我が子には合っていたようです。
コメント