やっとチャイニーズニューイヤー(春節、旧正月)の長い休暇が終わり、子どもも今日から学校です。
チャイニーズニューイヤーを祝う為に我が家では毎年、義理の実家に5日間程帰省します。
中華系マレーシア人のチャイニーズニューイヤーの祝い方を簡単に紹介します。
中華系マレーシア人と言っても、福建、広東、潮州と話す中国語によって少し祝い方が違い、夫は福建語を母語とする中華系マレーシア人です。
大晦日は家族団欒の日
大晦日は家族が集う大事な日で、この日に間に合うように皆さん実家に帰省します。
(最近では海外旅行に行く方も多いですが、大半の方は帰省するので高速道路は大渋滞です。)
まず大晦日のお昼ご飯は御先祖様のためにお供えを用意します。
伝統的な料理を並べて、家族みんなでお線香をあげ、料理の準備が出来たことを御先祖様に伝えます。
その後、コインを2つ投げてみて、御先祖様が到着したかどうか確認します。
コインの向きが表か裏で同じ向きならば「NO まだ到着していない」、向きが表と裏の両方出たなら「YES もう到着した」という意味になります。
御先祖様が到着したとでたら、お供えの料理を召し上がってもらいます。
20〜30分ほどして、再びコインを投げ、もう食べ終わったか確認します。
コインの表裏が出て、「YES 食べ終わった」と出たら、私達家族が今度はその料理を頂きます。
なかなかYES が出ず、かなり待つこともあります。
夜は「re-union dinner」(家族団欒の夕飯)と呼ばれ、家で鍋をしたり、レストランで豪華にコース料理を頂いたりと、家族それぞれで団欒を愉しみます。
チャイニーズニューイヤー当日
ミースワ麺の朝ご飯
当日の朝は、ミースワという日本のそうめんに似た麺を頂きます。
(写真を撮り忘れ、食べかけの写真ですみません。)
このミースワは、誕生日などおめでたい日に頂くことが多いです。
日本の年越し蕎麦と同じで長く幸せが続くようにとの思いが込められています。
新年の挨拶
朝ご飯の後は、親戚の家を訪問したり、されたりと新年の挨拶周りをします。
既婚者は独身者に紅包(アンパオ)というお年玉を渡します。
皆で魚生(イーサン)を頂く
チャイニーズニューイヤーの間は魚生(イーサン)というスペシャルメニューを頂きます。
刻んだ野菜や果物、ナッツ類、サーモンの薄切りなどにシロップや香辛料をかけて、皆んなで混ぜ合います。
我が親戚は刺身が苦手なので、代わりに果物やナッツをたくさん盛り合わせます。
混ぜ合うときは、箸で高く持ち上げながら、新年の抱負を叫びます。
テーブルはぐちゃぐちゃになりますが、大胆に汚して食べるのが吉とされています。
魚生(イーサン)は元々は広東語を話す中華系の文化だったようですが、近年ではマレーシアとシンガポールの華人の間では祝い膳として人気があります。
さいごに
マレーシアでのチャイニーズニューイヤーの祝い方を簡単に紹介しました。
チャイニーズニューイヤーのお祝いは15日間続きます。
既婚者は独身者に紅包(アンパオ)というお年玉を渡す習慣があるので、私はいつ誰に会ってもいいように15日間、紅包(アンパオ)を持ち歩いています。
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