産後はとにかく身体を冷やさない!中華系の産褥期の過ごし方

マレーシアで出産した私は中華系マレーシア人の義理の母のもと、産褥期を過ごしました。

義理の母曰く、嫁に行ったら嫁ぎ先のお姑さんが面倒を見るのは当たり前のことだそうです。

産後2泊3日で退院する時、看護婦さんにこういわれました。

「いろいろ家庭でやり方があるだろうけど、とにかくシャワーは浴びてもいいからね。

清潔が1番だから。

あと果物はビタミン豊富だから食べても大丈夫よ」と。。

看護婦さん、それは私にではなく義理の母に言ってください!と思いましたが。。

中華系の産後ケアとは

中華系の産後ケアは、とにかく身体を冷やさないことに重点が置かれます。

そのため、、

  • シャワーはダメ
  • 髪の毛を洗ってはいけない
  • 風に当たってはダメ(扇風機やエアコン禁止)
  • 果物は食べてはダメ
  • 料理には全てごま油と生姜を入れる(薬膳料理)
  • 飲み物はナツメとクコの実を煮出したものだけ

というようにいくつかの伝統的な決まり事があります。

昔は、ドライヤーもなかったし確かに髪の毛を洗うと冷えてしまうので分かる気もします。

私も子どもの頃から母に「生理中は髪の毛を洗わないように」と言われてきました。

昔の日本でも、生理中や産後の洗髪は子宮に悪影響だと考えられていたようです。

とにかく産後に身体を冷やしてしまうと身体の回復が遅くなるだけでなく、頭痛や腰痛、もっと言えば将来、更年期障害が酷くなるとまで言われています。

自分の老化防止のために必要なことばかりなのです。

実際に産後ケアを受けて

いろいろ大変だと聞いていた中華系の産後ケアですが、三食全て義理の母が用意してくれるし、ティータイムもあるしで返って申し訳なく感じるくらいでした。

私用の薬膳料理は普通の人が食べると身体が温まり過ぎて良くないそうで、夫と自分にはまた別で料理を作っているのです!

それに心配していたシャワーも実際には漢方で煮出したお湯に浸かることは許されていたので、身体も清潔で温まることができました。

毎日、漢方をコトコトと煮出してそれを湯船に運んでくれた義理の母には本当に感謝です。

髪の毛を洗えなかったのは少し辛かったですが、ドライシャンプーでなんとか乗り越えました(漢方の湯でこっそり洗ったりもしましたが)。

大変だったのは、私ではなくそれを準備する義理の母だったのです。

産後ケアセンターや産褥アマさんの利用も増えている

最近では、親世代も働いていたり、遠方に住んでいたりと家族だけでケアするのは難しくなってきているので、産後ケアセンターに入所したり産褥アマさんを雇ったりする方も増えています。

日本人の駐在員の方でも利用する方が増えています。

ただ便利な反面、かなり高額です。

産後ケアセンターは1ヶ月で30万円〜、産褥アマさんは1ヶ月で15万円前後はかかるようです。

でも日本で里帰り出産するよりは、楽だし安く済むのかもしれません。

私の周りでも2人目出産時に利用する方が多い印象です。

 さいごに

産後は過ごし方次第でその後の体調に影響を与えると言われているので、大切に過ごしたいものです。

今では生理前や生理中にはナツメを煮出したお茶飲んで身体を温める習慣がつきました。

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エカの南国主婦ライフ
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