「エルマーのぼうけん」シリーズを子どもの頃に読んだことはありますか?
私は9歳の時、この本にハマり夢中になって読みました。
大人になり、この本のことはすっかり忘れていたのですが、2018年に本の著者ルース ガーネットさんが来日したニュースを観て、また読みたくなりすぐに購入しました。
子どもにも読み聞かせたいと思ったのです。
【エルマーのぼうけん】シリーズとは?
有名なロングセラー児童文学
『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』の全部で3冊のシリーズ本になっています。
1948年にアメリカで出版、日本語版は1963年に出版されています。
ロングセラーの児童文学作品としてとても有名です。
1作目は9歳のエルマー少年が、どうぶつ島で捕らえられてしまった“りゅう”を助けに行く冒険物語です。
用意したチューインガムや歯ブラシ、輪ゴムなどの小道具を使って、エルマー少年が機転を利かせて一つ一つ困難を乗り越えていき、最後には“りゅう”を助け出します。
2作目は、エルマー少年とりゅうがカナリヤ島に行き、カナリヤ達の「知りたがり病」を解決するお話。
3作目は、エルマー少年が人間に狙われた“りゅう”の家族を救い出すお話です。
リズミカルで丁寧な文章と愛らしい挿し絵
物語がリズミカルに進んでいき、子どもを飽きさせない展開になっています。
またエルマー少年の礼儀正しさには、とても好感が持てるし、9歳とは思えないほど洞察力や判断力、そして勇気まで兼ね備えています。
そしてなんといっても挿し絵が素晴らしく、惹きつけられる愛らしさです。
どうぶつ島周辺の地図がまたこども心をくすぐる可愛い絵なのです。
子どもの反応は?
この本を買った時、我が子はまだ5歳の年中で、読み聞かせてをしてみたものの挿し絵が少ないのであまり興味を示さず、そのまま本棚にずっと置いたままでした。
本人が読むと言うまでずーっと待っていました。
読み始めたのは6歳を過ぎてからです。
わくわくする展開が面白いらしく、今はもう4回目の読み聞かせ中です。
続きが読みたくなる話の構成になっていると思います。
今ではエルマー少年の丁寧な口調まで真似するくらい好きです。
さいごに
話がテンポ良く進んでいくので、読み聞かせる大人も聞いている子どもも飽きることなくどんどん読み進められます。
読むと優しい気持ちになれるそんな良書です。
次は原作の英語版も読んでみたいです。
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