中華料理に欠かせない「五香粉(ウーシャンフェン)」というスパイスをご存知ですか?
独特の香りとクセがあるのですが、少し加えて調理すると中華の深い味わいが出せる魅惑のパウダースパイスです。
マレーシアでもよく使われている調味料パウダーで、スーパーや市場で簡単に手に入ります。
この記事では、五香粉(ウーシャンフェン)の材料と使い方について紹介します。
五香粉(ウーシャンフェン)とは?
五香粉(ウーシャンフェン)は5つのスパイスパウダーというわけではなく、5種類以上のいくつかのスパイスが配合されています。
主なスパイスは、
桂皮(シナモン)、丁香(クローブ)、花椒(サンショウ)、小茴(ショウウイキョウ)、大茴(八角、スターアニス)、陳皮(みかんの果皮)
ですが、メーカーによって配合やスパイスの種類が異なります。
身体が温まるスパイスばかりですので、新陳代謝が高まります!
五香粉の匂いをそのまま嗅ぐとかなりクセがあり、躊躇してしまうのですが、料理に使うと全く気にならないから不思議、味にアクセントが加わり美味しいのです。
マレーシア料理の「LOBAK ロバッ」
マレーシアの「LOBAK ロバッ」という料理にも五香粉が使われています。
英語名は「Five Spice Meat Roll (5スパイス ミートロール)」、中国名は「五香肉巻」または「歯肉」と書きます。
鶏や豚のひき肉に五香粉を混ぜ、湯葉で巻いて揚げたものです。
マレーシアの屋台にもある定番メニューで、日本人にも好まれる味で人気があります。
また旧正月の時、御先祖様にお供えするお料理にも必ず「LOBAK ロバッ」が出されます(福建の場合)。
写真の一番右にある料理が「LOBAK ロバッ」です。
「LOBAK ロバッ」のレシピについてはまたの機会に紹介しますね。
肉の臭みを消して中華風に
五香粉は肉の臭みを消したり、味に中華のアクセントを加えられるので肉料理によく使われます。
また中華粥に少しだけ混ぜて食べると、身体が凄く温まるのでお勧めです。
我が家でよく作るレシピは焼豚です。
肉を味付けするときに、五香粉を少し混ぜて味を染み込ませます。
肉400gに対して小さじ1くらい入れます。
また鶏の唐揚げに混ぜるのも簡単でお勧めです。
いつもの味付けにほんの少し加えるだけで、中華風唐揚げが出来上がります。
さいごに
簡単に中華風になり、身体にも良い「五香粉(ウーシャンフェン)」を紹介しました。
日本でも簡単に手に入るので、是非トライしてみてください。
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