ちょっと前から流行っている「ギー油」(Ghee) 、もう試してみたことはありますか?
マレーシアではスーパーやミニマートなどでどこでも購入することができます。
(注意:他の油とブレンドしたものもあるのでピュアなギーを選んで下さい。)
先日バターを切らしたので、思い立って「ギー」にトライしてみました。
ギーとは?
アーユルヴェーダに詳しい方なら必ず知っているギーですが、何千年も昔から万能な油としてインドや中東、南アジアの一部の地域で利用されてきました。
牛乳や水牛の乳などからできた無塩バターを煮詰めると、水分やたんぱく質などの不純物が浮き上がってきます。
この不純物をろ過して綺麗に取り除いた乳脂肪がギーです。
不純物が入っていないので、常温保存が可能です。
なぜ最高の油と言われているのか?
ギーが最高の油と言われる理由は、その健康効果と不純物のなさにあります。
ビタミンが豊富で、善玉コレステロールを上げ、心臓病のリスクまで下げると言われているのです。
不純物が無いので体内に残らず綺麗に消化されます。
参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/ギー
ギーの使い方
バターの代用として使う
まずパンにつけてみました。
ペースト状なので使いやすいです。
因みにこの日のマレーシアの気温は28度。
ギーは35度を超えると液状化するようです。
ほんのりとバターの香りはしますが、どちらかというとマーガリンのような味わいです。
少し甘みとコクもあり美味しいです。
ギーは無塩なので上から塩を少し振り掛けるともっと美味しくなります。
次にサーモンのムニエルをギーで作ってみました。
バターは焦げやすいですが、ギーは煙点が高いので焦げにくく調理しやすいです。
味はいつものムニエルとそんなに変わりなく、夫も子どもも気づきませんでした。
チャーハンやオムレツなどもトライしてみたいです。
手ごねパンも作ってみました。
ギーを際立たせるため、いつも入れるサラダ油やオリーブ油より多めに入れて作ってみました。
いつもよりふんわりもっちりと焼き上がりました!
これはパン作りにギーが欠かせなくなりそうです。
バターコーヒーやバターミルク、バターココアとして飲む
完全無欠コーヒーのバターコーヒーが今話題になっていますが、コーヒーは苦手なのでブラックのココアに入れてみました。
そのまま入れただけでは油が浮くだけなので、ブレンダーにかけました。
本当はもっと入れるようなのですが、最初なので控えめな量にしました。
砂糖を入れなくてもギーのおかげでほんのり甘みがあり、これは癖になりそうな味です。
油っこさは全くなく、マイルドな味です。
スキンケアに使う
マッサージオイルとしても使われるギーは、スキンケアにも向いています。
メイク落としとして使ってみました。
メイクは問題なく落ちるのですが、その油を落とすのに二度も洗顔をしました。
ちょっと量が多すぎたかもしれません。
お風呂場もギーの匂いがなかなか取れず、翌日掃除をしてもほんのりと香りが残っていました。
これは乳臭い匂いが苦手な方にはお勧めできません。
でも翌日の肌はしっとりとしており、いつもはカサカサな手の平もなんだかふっくらと潤っていました。
次の日は普段のスキンケアにほんの少しだけギーを加えてみました。
爪楊枝の先に少しとっただけです。
これくらいの量なら匂いもそれほど気になりません。
かなり潤い、翌日の肌は艶がありました。
(スキンケアに使う場合は、自己判断で行ってください。)
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さいごに
ギーを使ってみて、もうバターは買わなくてもいいんじゃないかと思いました。
しばらく私のギーブームは続きそうです。
使い勝手がいいので、もっと色々活用させたいと思います。
↓ YouTube はじめました~
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