うちの子はよくふとした時に「この世界はキラキラしていて本当に綺麗だ」って言うんです。
この間も車で移動中に外を見ながら「お母さん、この街は本当に綺麗だよね〜」って。
正直、マレーシアの街を私は綺麗だと思ったことはなくて、ふーんそうなんだ〜と。
だって道を歩いていてもゴミのポイ捨ては多いし、排水溝からはドブ臭がするし、、。
でも最近、気づいんたんです。
うちの子は私と全く違う世界にいて(右脳優勢)、見ている世界、感じている世界が違うんだと。
どうやら私は左脳優勢で生きているので、うちの子のように世界がキラキラしては見えないんです、、残念ながら。
世界がキラキラして見える
気付いたきっかけは、最近話題のネドじゅんさんという方が出ているYouTube動画。
いろんな動画に出演されているので、ご存知の方も多いかと思います。
ネドじゅんさんは、ある日突然頭の思考が消え(左脳のお喋りが消え)、いわゆる「悟り」とか「覚醒」と言われる状態になったのだとか。
その時の話がすごく興味深いんです。
仕事でふとなんか違和感があって、顔を上げたんですね。なんか分からんのですよ。ただシーンとしているんです。もしかして耳聞こえんようんになったって思って、立ち上がったんですよ。
でも音は聞こえてるんです。聞こえる、でもシーンとしているんです。
何やろうと思ったらその瞬間にもう頭の中の声が消えてた。ゼロになったんですよ。
ほんならね、世界がキラキラ輝き出すんですよ、急に。
物質の中から光の粒が出て来てるみたいに世界がキラキラ輝き出すんですよ。
何もかもが全ては光なんだっていうのが、こう迫ってくるんですよ、美しさが。
自分の部屋だから、汚いんですよ、ぐちゃぐちゃやのに、落ちているものとかが、最高の角度で置かれているように、完璧な配置でみたって言うふうに見えるんですよ。
感じて感激だけしていると、とうとう今度は雷に打たれたように、どかーんて気づきが入ってきまして、「私が今帰ってきた」と言う今まで感じたことがないような、全てが完璧で自分はここにいて世界があって、完璧だ、もう何にも探さなくていいっていうところにドーンって来たんです。
もう号泣です。泣いて泣いてブルブル震えて、美しさと愛みたいなものに包まれて、完全だっていうところにスポっと収まっている感じ。
ネドじゅんさんの話を聞いて、思い出したのは、脳科学者である Jill Bottle Talor さんという方のTEDTALK。
彼女の場合は脳卒中を起こして、論理的な思考がどんどんできなくなってしまうんですが、左脳が機能を失い、左脳からの声が聴こえなくなると同時に、心と身体が解放され、自分と世界が一体化する感覚を味わったというのです。
そして、ネドじゅんさんと同じように「なんと心地よく美しい世界なのか」と感動したとおっしゃっています。
これも同じ「悟り」の境地ですよね。
とは言え、うちの子が悟りの境地にいるようには見えないんですが、なんだかキラキラした世界を見ている、感じているのは確かなんです。
子どもの頃はみんな最初は右脳優勢で、そういうキラキラした世界にいるのかもしれませんね。
それがだんだんと左脳優勢になり、そして頭の中のおしゃべりが止まらなくなり、「今」を生きることがなくなっていくのかな。
私もそんなキラキラした世界を味わいたくて、ネドじゅんさんの提唱する「エレベーターの呼吸」(思考を止めるトレーニング)を今実践しています。
「今ここ」に生きる
ネドじゅんさんからだけでなく、ここ最近「今ここ」とか「中今(なかいま)」という言葉をよく聞きますよね。
「今ここ」に集中することで、思考から抜け出し、いわゆるマインドフルネスという状態になること。
自分の右脳が優勢になる、つまり「今ここ」に生きると、自分の心と身体が健やかになる。
一人一人が健やかになったら、そこからもっと優しさに溢れた世界になり、きっと世界平和にも繋がっていくのでしょう。
最近、縄文回帰が注目されているのも同じことのように感じます。
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