マレーシアには実にたくさんの種類の歯磨き粉があります。
私がいつも気に入って使っているのは「ニーム」の歯磨き粉ですが、最近、カユスギという歯磨き粉を初めて買ってみました。
カユスギとは?
カユスギとは、古くからイスラム圏で使用されている歯木(歯磨きの木)のことです。
ニームも同じ歯木ですが、ニームはインドやアフリカでよく使われているようですね。
カユスギ(Kayu Sugi )はマレー語ですが、アラビア語ではミスワクとかミソワク(Miswak)いう名前です。
ミソワクという名前のほうが日本でもよく知られていると思います。
なんでも中東の方は、家では普通の歯ブラシで磨いて、外出するときにこのミソワクの木を携帯して口臭予防として使っているのだそうですよ。
パッケージにある写真のように枝の皮を少し剥き、噛んで裂いた状態にして歯を磨くのだとか。
ニームと同じですね。
効果もニームと同様、消臭、抗菌、ホワイトニング効果が期待できるのだそうです。
因みに江戸時代の浮世絵に女性が歯木を使って歯磨きする絵を見たことがありますが、日本でも古くから「房楊枝(ふさようじ)」と言って木を使って歯を磨く習慣がありました。
日本の場合は、柳や灌木(かんぼく)の木を使用していたのだとか。
面白いですね!
カユスギの成分入りの歯磨き粉
このカユスギ(ミスワク)のエキスが入った歯磨き粉は、いろんなメーカーが販売しています。
今回はコルゲートを買ってみました。
まあカユスギの成分入りとは言っても微々たるものでしょうから、普通の歯磨き粉とそう変わらないと思ったのですが、まず香りはミントよりハーブ系(多分カユスギかな)の香りが強いです。
ペーストはクリーム色。
最初は苦味を感じますが、使っているうちに甘みも感じてきます。
味もハーブの味が前面に出てきますが、刺激もなくやさしい香りなので結構好きです。
こちらでは日本にはないカユスギ入りのリステリンも売っています。
またマレーシアのオンラインショップではカユスギ(ミソワク)そのものも買うことができます。
いつかトライしてみようかな。
ニームの歯磨き粉についてはこちら↓
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