我が子が1歳になったばかりの頃のお話です。
その日は高熱で食欲もないので、病院に連れて行こうかと思っていた矢先、急に白目を向いて意識を失いました。
熱性けいれんです。
すぐに意識は戻りましたが、急いで総合病院の夜間救急外来に連れて行きました。
病院での応急処置
救急外来で事情を話すと、とにかくぬるま湯でシャワーを浴びさせるので服を脱がせてくださいと言われました。
身体の表面温度を下げるためです。
シャワーはぬるま湯でもなく、ほとんど水でした。
看護婦さんは、頭から全身にくまなく水をかけていきます。
病院中に我が子の泣き叫ぶ声が響いていました。
その後タオルを渡されますが、身体は拭かないで覆うだけにしてくださいとのこと。
頭もずぶ濡れで水が滴っています。
そのまま点滴用の針を腕に刺し(これがまた大変!)、その日は入院となりました。
入院中に看護婦さんから教わったこと
入院中も数時間おきに看護婦さんが熱を測りに来てくれました。
そして38度を超えていると解熱剤を飲ませるのですが、その後には必ずびしょびしょに濡らしたガーゼハンカチを頭に乗せていきます。
水がしたたるほどびしょ濡れのガーゼハンカチです。
髪の毛は、びしょびしょです。
熱が出たらこうすると良いですよとのこと。
このやり方、他のお母さんからも聞いたことがあったので、これがマレーシアでのやり方なのでしょう。
でも後に調べてみたら、マレーシアだけでなく欧米でも、高熱が出たら水風呂(ぬるま湯)を勧める国があるようです。
発汗療法は間違い?
私が子供の頃は、熱が出たらお風呂に入ってはいけなくて、温かくして眠るように母から言われて育ちました。
温かくして汗をかいてから熱を下げるという、発汗療法ですが、自分が母親になるまでこのやり方が正しいと私は思い込んでいました。
我が子のこの入院を機に、発熱時の対処方法について調べてみたのですが、発汗療法は1990年頃までは効果的とされていたのですが、現代医療ではクーリングという首や脇、足の付け根(股)を冷やす方法が効果的とされているそうです。
おそらく子育て中の方は良く知っていることだとは思いますが、、当時の私は知りませんでした。。
参照:
でもこのクーリング方法、頭はともかく首や股を冷やすのは子どもが嫌がって結構難しいんですけどね。。
シャワーのほうが簡単です。
とにかく今は熱が出たら、布団はかぶせずに涼しくして寝かせ、濡れたタオルで身体を拭いて体温を下げるようにしています。
ただし熱が出る前の手足が冷えている状態の時は、身体を温めてあげます。
さいごに
発熱時の対処方法は、年代や育った環境によって大きく認識が違います。
とにかく水シャワーにはびっくりしましたが、発熱時の対処方法を学ぶいい機会にはなりました。
その後も熱が出て何度か病院やクリニックに行きましたが、シャワーを浴びせられたのはあの時1度だけです。
「熱性けいれん」という緊急を要する事態だったからでしょう。
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