『カンボジアのコロナ隔離施設で昆虫食が提供され、邦人には厳しい環境だ』というネットニュースを最近読みました。
確かにそれは厳しいなあと思ったのですが、よく考えたら私の祖父母や両親、実家近所の老人たち、みんなイナゴとか蜂の子(幼虫)とか食べていたよなあと思い出しました。
昆虫食というと好奇の目で見られがちですが、日本でも昔から昆虫を食べる習慣はあるんですよね(今話題のコオロギは違います!)。
ちなみに産後に実家に帰省したら母がイナゴの佃煮を用意してくれていました。
母曰く母乳の出が良くなり、元気になるのだとか。
*最近、コオロギの昆虫食が話題になっていますが、この記事はあくまでイナゴと蜂の子の話です。
コオロギは昔から食されていないし、問題ありなのではと個人的に思っています、、。

日本でも普通にある昆虫食
イナゴなら子どもの頃食べた方も多いんじゃないでしょうか?(え、違う?)
イナゴ

子どもの頃、私の実家では米を作っていたので、よく田んぼで祖母とイナゴ採りをしたものです。
イナゴは稲にとっては害虫なんです。

採ったイナゴは炒ったり、揚げたりしてから醤油と砂糖で甘辛く味付けしたり、粉末にしたりします。
エビの尻尾を食べる感じと同じで、香ばしい味で美味しいですよ。
それにカルシウムやタンパク質、ミネラルが豊富なので、昔は貴重な保存食だったんだと思います。
蜂の子(蜂の幼虫)

子どもの頃、近所の方がスズメバチの巣を採ると、その幼虫を甘辛く煮てウチによく差し入れしてくれたのを覚えています。
私はあの見た目がダメで食べたことはないんですが、私の父は大好きでしたね。

父にとってはご馳走らしく、ご飯に混ぜて食べていました。
蜂の子もイナゴと同じで栄養豊富!
人間の体内では合成できない「必須アミノ酸」を含んでいるので、中国では漢方の生薬として扱われ貴重なんだとか。
さいごに
カンボジアのニュースをきっかけに、亡き祖母とイナゴを採った日々や近所のおばあさんが差し入れてくれた蜂の子を思い出して、ノスタルジックな気持ちに浸ってしまいました。
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