マレーシアの有名な蜂蜜といえば「トラアン蜂蜜」がまず挙げられますが、もうひとつ有名なものに「マドゥーケルルート」があります。
2020年1月に日本のバトミントン選手、桃田賢斗さんがマレーシアで交通事故に遭った時、マレーシアのワンアジザ副首相がこの「マドゥーケルルート」をお見舞いに持参したことで一時期話題になりました。
病気を患った時、体力が落ちた時などにこの「マドゥーケルルート」を摂取すると身体の回復が早いと言われています。

マドゥーケルルートとは?

「マドゥーケルルート」はマレー語で、英語では「Stingless Bee Honey」(針なし蜂の蜂蜜)と言います。
- マドゥー Madu ⇒ 蜂蜜
- ケルルート Kelulut ⇒ 針なし蜂の名前

この針なし蜂は、一見普通の虫にしか見えませんが、世界一小さいミツバチです。
3〜5mm位しかないので羽アリくらいの大きさですね。
花の奥深くまで入り込んで蜜を取り込むので、「マドゥーケルルート」の栄養価は普通の蜂蜜に比べて2〜3倍も高いのだとか!
でも身体が小さいがゆえに行動範囲も狭く、獲れる蜂蜜の量はごく少量。
だから希少価値が高く、お値段も高めです。
マドゥーケルルートの特徴
プロポリスが豊富
マドゥーケルルートの巣を見ると普通の蜂の巣と全然違ってビックリするんですが、これ全部プロポリスで出来ているのだそうです。
(普通の蜂の巣は一部だけプロポリスで出来ている。)

マドゥーケルルートにはプロポリスの成分が溶け込んでいるんですね。
プロポリスといえば抗菌!
体調改善が期待できますね。
また活性酸素を抑える効果があるので、美肌にも効果がありそうです。
酸味があってフルーティー
マドゥーケルルートは一般的な蜂蜜に比べて酸味が強いです。
最初はその味にちょっとビックリします。
プロポリスに含まれるポリフェノールの酸味だと言われていますが、マレーシアの熱帯で発酵しているのではという意見も。

何も知らずに食べると、腐ってると勘違いしてしまうかも。
マレーシアでは多くの養蜂場があり、味は本当にそれぞれ。
花の種類や時期によってかなり味に違いが出るようです。
最初はびっくりした味ですが、なんだかバルサミコ酢のようで美味しいんですよ。
粘度が低く甘さ控えめ

他の蜂蜜のような粘り気はなく、サラッとしているので、飲み物に混ぜやすく、冷たい液体でもすぐに溶けます。
他の蜂蜜より甘みも低く、紅茶やヨーグルトなど何にでも合わせやすいです。
この酸味を活かしてドレッシングにしても良さそうです。

ハリナシバチの蜂蜜 POT HONEY 百花蜜100g
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