マングリッシュって聞いたことはありますか?
マレーシア人の話す英語は独特の訛りや言い回しがあって、マングリッシュと言われています(シンガポールの英語はシングリッシュと言われています)。
マレーシアに来た当初はマレーシア人が何を言っているのか分からず、苦労しましたが、15年以上経って今では私の英語もかなりマレーシア訛りです。。
マレーシア人との会話に問題はありませんが、欧米の方と話すのは緊張します(特にイギリス英語はあんまり聴き取れません。。)。
マレーシア人の英語力
マレーシア人の英語力は、アジアの中でもかなり高く2018年のEF EPI(英語力指数)を見てみると、マレーシアはアジアの中でシンガポールとフィリピンに次ぎ第3位となっています。

ちなみに日本はアジアの中で11位です。
マレーシアの公用語はマレー語ですが、英語も日常的に使われています。

マレーシア人は、幼稚園や保育園からマレー語と同時に英語も学んでいるのです。
クアラルンプールの都市部であれば、マレー語が話せなくても英語で充分通じます。
マングリッシュの特徴
語尾に何かしらつく
一番良く知られているのは、「OK lah(オーケーラー) 」だと思います。
Lah の他にmah やloh などもよく語尾に付きます。
シチュエーションによって意味は変わってくるのですが、基本的に何か語尾につけないと寂しいようです。
日本の方言でも語尾に「〜じゃん」、「〜ね」、「〜だらー」とつけるのと同じ感覚だと思います。
Can を多用する
マレーシア人はcan をよく使い、表現によってよく使い分けています。
相手に何か要求されたり、出来るかどうか聞かれた時には、、、
“Can” (キャン) 「はい、できます。」
”Can Can”(キャン キャン) 「もちろん、できます。問題ないです。」
”Ca〜n” (キャ~ン) 「できます。任せて!」
”…..can” (。。。キャン) 「できないことはないけど、頑張ります。」
できない時の返答は、、、、
“Cannot “ (キャノット) 「いいえ、できません。」
”Cannot, Cannot” (キャノット キャノット)「 絶対無理、できません。」
“Canno〜t” (キャノッ~ト) 「できる訳がありません。」
といった具合に色んな表現方法があって面白いです。
文法は無視
これは、マングリッシュというより英語があまり得意ではないマレーシア人が使う英語かもしれませんが、よく耳にする言い方なので紹介します。
<三単現のS をつけない人が多い>
例えば、、
“Ken go to work”
”He don’t know”
といった具合に、本来なら”goes” 、“doesn’t “となるところを無視してそのまま使っています。
学校の先生でさえもつけていない人がいます。
<”already “をつけるだけで過去形になる>
動詞も過去形に変化させず、語尾に”already “をつけて過去形にしてしまいます。
これは中華系の方に多い印象です。
“You eat already?” もう食べた?
“I read already.” もう読みました。
といった使い方です。
<“also”もなぜか語尾につける>
“too”を使う人はあまりおらず、”also”をよく使います。
“I also” 私も (Me too とは言わない)
“I want also” 私も欲しい
と何故か語尾につけています。
さいごに
マレーシアが日本人の移住先として人気があるのは、英語が通じるということが大きな理由の1つでしょう。
文法の間違いなんて誰も気にしません。
気さくに誰とでも話せるフレンドリーさのあるマレーシアが私は大好きです。
英語に苦手意識がある方でもマレーシアなら話せる度胸がつくはずです。
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