夫に買い物をお願いしたら、大根を頼んだのですが何故か「老黄瓜」を買ってきました。
不思議です。
まあそれはいいのですが、老黄瓜は英語で「Old Cucumber 」、文字通り「老いたキュウリ」です。
中華系の方はこれをスープにして食べます。
老黄瓜 old cucumber とは?
私たちが普段食べている緑色のキュウリは、まだ未熟な状態のものを収穫したものです。
収穫せずに放っておくと、写真のように黄色(茶色)になります。
キュウリは「黄瓜」という漢字が元々は使われていたとのこと。
老黄瓜は皮も硬く、そのままで食べることは出来ないのでスープや煮物にして食べることが多いです。
味は冬瓜によく似ています。
老黄瓜 Old Cucumber の栄養
栄養素はキュウリと同じで、利尿作用のあるカリウム、疲労回復に効くビタミンCが含まれています。
他にもビタミンA、B6、鉄分もあります。
「陰」の食べ物としてよく知られており、身体の熱を取る効果がある他、咳や喉の痛み、アンチエイジングにも効果があると言われています。
風邪の引き始めに摂取すると良いと中華系の方はよく言います。
Old Cucumbers
Old cucumbers are large in size, averaging 15 to 25 centimeters in length, and have a thick, straight, and oblong shape with blunt, curved ends. The cucumber’s....
老黄瓜 old cucumber のスープ
中華系の方は、老黄瓜を骨付き肉、ナツメ、クコの実と一緒に煮込んでスープにします。
なお、老黄瓜の真ん中の種の部分は苦味が出るので取り除いておきます。
皮は剥いてしまうと、煮込んでいるうちにトロけてしまうのでそのままにしておきますが、無い方が食べやすいので、20〜30分と煮込み時間が短い場合は剥いてしまったほうが食べやすいと思います。
今回は骨付き肉がなかったので、豚ミンチの肉団子、ナツメ、クコの実で煮込んでオイスターソースで味付けしました。
トロッとしていて美味しいですよ。
東南アジアは暑いので、こういった『陰』の食材で身体の熱を取る工夫をしています。
中華系マレーシア人の夫にとっては、懐かしい家庭の味だそうです。
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