私がここマレーシアでよく行くタピオカミルクティーの店「tealive」のストローが最近、ついに紙ストローに変わりました。
紙ストローは刺すのに失敗して上から溢れてしまうし、途中でふやけて飲みづらかったりとちょっと使い勝手が悪いのですが、プラスチックストロー廃止に向けての運動ですから仕方ありません。
でも不思議に思ったことはありませんか?
飲み物の容器もカバーもプラスチックなのに、何故ストローだけプラスチック廃止なの?と。。
もちろん海洋汚染を改善するためであることは分かりますが、海に流出するプラスチックのうちストローはわずか0.025%だそうです。
あまり影響を与えているようには思えないプラスチックストローがなぜ廃止になったのか理由を調べてみました。
プラスチックストローが廃止になった理由3つ
1、プラスチックストローはリサイクルできない
ストローは小さくて中が空洞なのでリサイクルに回すことは難しく、ただの使い捨てのゴミとなります。
そして海に流出すると細かく粉砕されマイクロチップとなって海に残り、魚は餌と間違えて食べてしまうのです。
2、ストローは廃止しやすい
ストローは幼児や医療的に必要な人などを除いて、なくても困らないものです。
少しでもプラスチックゴミを減らすためにストローなら廃止しやすいという訳です。
3、ウミガメ動画でストローがいかに無駄で害になるか認識された
スターバックスやマクドナルドのストロー廃止を後押ししたと言われているのが、鼻にストローが刺さってしまったウミガメの動画です。
この動画は非常に胸が痛みますし、ストローは無駄であり、ゴミとして捨てられれば最終的に海に行き着くことを皆んなに広く知ってもらうために拡散されたようです。
上記3つがプラスチックストロー廃止の主な理由として挙げられます。
0.025%にしか満たないプラスチックストローのゴミですが、これをきっかけにもっとプラスチックを減らし、人々の意識改革をする狙いもあるようです。
参照;https://wired.jp/2018/09/11/plastic-straws-waste-management/
でも元凶はポイ捨て
確かにウミガメの動画には胸が痛みますが、そもそもゴミのポイ捨てが元凶です。
なぜゴミのポイ捨てを問題視せずに、プラスチックストローに焦点を当てるのかは疑問です。
マレーシアも道路や排水溝はゴミだらけ、ストローの刺さった飲み物の容器も沢山ポイ捨てされています。
プラスチックストローやレジ袋を廃止することで環境に優しい素晴らしい企業だというイメージアップになり、さらに儲かる仕組みだと指摘する方が沢山いますが、凄く納得できます。
環境問題や資源に関しての研究を行なっている中部大学教授の武田邦彦氏は、環境問題のほとんどがウソだと言い切っています。
武田教授は「プラスチックストロー反対運動は詐欺などの犯罪にも近い」とも言っています。
なんとプラスチックストローの次は、風船が禁止になるらしいとの記事も見つけました。
海洋汚染の元凶であるポイ捨てという問題の本質から少し外れた対応とも言えるプラスチックストロー廃止ですが、本当にこれをきっかけに人々の意識が変わり、ポイ捨てがなくなればいいですね。。
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