私がマレーシアに来た18年前、公共トイレでは日本や欧米のように一列には並んでいませんでした。
でも、ここ10年くらいの間に徐々に変わっていき、皆さん一列に並ぶようになりました(田舎の方はまだかもしれません)。
すごく些細なことなんですが、また一つ住みやすくなったなあと感じています。
以前はどんな並び方だったのか
以前は個室ごとに適当に並んでいました。
(KLCCというデパートだけは例外で、当時から一列に並ぶよう立て札がありました。)
非常に要領の悪い並び方で、何気にストレスだったんです。
日系スーパーのジャスコでさえも、そんな並び方でした。
もう運が悪いと、隣の列はどんどん人が立ち代わり入っていくのに自分はなかなか入れない。。
微妙な位置に立ち、空いたトイレにサッと入る要領のいい方も多かったのです。
今では、そんなことも減りましたが、個室と手洗い場のスペースが微妙に広いと昔のような並び方に戻ってしまうこともたまにあります。
日本で一列に並ぶようになったのは1990年頃から
日本でも、私がまだ子どもだった頃、個室ごとに並んでいた記憶がありますが、新聞やテレビなどで、一列に並びましょうと呼びかけられ、変わっていきました。
Wikipedia によると、日本では、1990〜1991年にかけて一列に並ぶ方式が急速に広まったとあります。
最初に導入したのは、住友銀行のATMで、海外経験のある顧客から指摘を受けて導入したようです。
参照:
マレーシアでは、どういった経緯で変わっていったのかは知りませんが、海外に出る若者や海外からの旅行者も増えたことにより、人々の意識が変わっていったのではないかと思われます。
たまに田舎から観光に来たであろうマレーシア人が、並んでいる列を通り越して前のほうの個室に並んだりしていますが、おそらく一列に並ぶ暗黙のルールを知らないだけだと思います。
マレーシアのトイレ事情
トイレには洋式としゃがむタイプ(日本で言う和式)の2種類あります。
用を足したら、隣に備え付けてあるホースから水を出して左手で洗います。
床は水浸しになっていることが多いです。
私はマレーシアに来てから、サンダルでの外出は控えるようになりました。
足が濡れて不快だからです。
因みにしゃがむタイプには、日本でいう金隠しはありません。
小の時はどちら向きでもいいですが、大の時は後ろ向き、つまりドアの方を向いてしゃがむそうです、ご参考までに。。
さいごに
先進国入りを目指しているマレーシア、トイレの並び方からも少しずつ人々の意識が変わってきているように感じます。
因みに2020年に先進国入りを目指していましたが、2025年になりそうとのことです。。
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