我が家では、寝る前の絵本の読み聞かせが毎日の習慣になっています。
海外在住ですが、日本語の本をメインに約15〜30分ほど読んでいます。
もちろん子どもが読み聞かせが好きだから読んではいるのですが、私は自分の脳の老化を防ぐという別の目的ももって読んでいます。
絵本の読み聞かせの一般的に言われている効果
絵本の読み聞かせが大切だと言われるのは、様々な良い効果があるからです。
1、親子でコミニケーションが取れる
2、語彙力がつく
3、想像力、感性が豊かになる
4、知的好奇心が刺激される
ざっと挙げると以上の内容だ思います。
確かに絵本を読むことで、子どもとの会話が広がり、良い親子関係が築けると感じています。
子どもも親の横にぴったりくっついたり、お膝の上に乗ることが大好きです。
また、ふとした場面で、絵本の内容や言葉が実体験と結びつくことも多く、言葉の意味や概念を体得させるのに絵本はとても良いツールだと思います。
読み聞かせをする大人への効果
本を声に出して読む、つまり音読することで前頭葉の働きが活発になり、脳の老化を防ぐ働きがあるそうです。
以前「脳トレ」が流行りましたが、それを開発した川島隆太氏によると「大人でも週3回以上、800文字程度の文章を音読することで脳が活性化する」とのことです。
また「天才の創りかた」という本で川島氏は、介護老人施設でのある実験を紹介しています。
痴呆症を持つ老人に音読と簡単な計算を行わせて、脳の若返り効果が出るのかという実験です。
結果は、痴呆症の度合いにもよりますがほとんどの方に効果があったと記されています。
印象的だったのは、ぼーっと宙を見ているだけだった老人達の顔つきまでも変わり、オムツが不要になった方もいるとか。
痴呆の症状の軽い方の中には、もっと新しいことを学びたいという意欲まで出てきた方もいるそうです。
たった15分以内の音読と計算でここまで脳が若返るのは凄いことです。
天才の創りかた 脳を鍛えて進化させる方法 (講談社+α文庫)
子どものためではあるけれど自分の脳のためにも絵本の読み聞かせを
川島氏の理論を知ると、ますます音読をしてみたくなってきませんか。
そしてお子さんのいる方は、それを絵本の読み聞かせに置き換えることで実践することができます。
週3日でも脳が活性化するとありますが、是非毎日取り組みたいものです。
読み聞かせの途中で、子どもがどこかに遊びに行って聞いていないように見えても私は構わず読み進めています。
聞いていないように見えて、必ず聞いていますし、必ず戻ってきます。
さいごに
絵本の読み聞かせは、子どももハッピーになれるし、自分の脳も活性化するしで良いことづくしです。
文字を覚えたら子どもに音読してもらうのも良いですね。
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