マレーシアに来てから好きになった果物の1つにサワーソップがあります。
見た目はゴツゴツしていて中身が全く想像できない果物ですが、これを食べると結構ハマって好きになる方が多いんです。
また栄養価も高く、抗酸化作用が強いことでも知られています。
サワーソップとは?
メキシコ、カリブ諸島、東南アジアなど高温多湿な地域を原産とする果物で、バンレイシ属、バンレイシ科に属します。
皮は緑色でトゲがあり、果肉は白く、黒い種があります。
サワーソップはマレーシア語で「Durian Belanda 」、直訳すると「オランダのドリアン」ですが、なぜオランダなのかは調べても分かりませんでした。
見た目はドリアンのようにゴツゴツしていますが、トゲはそれほど硬くはありません。
マレーシアではジュースも色んなメーカーから売り出されています。
ぶどう果汁と混ぜてあるものが多く、すっきりとした爽やかな味で人気があります。
サワーソップの健康効果
サワーソップには強い抗癌作用があると聞いた方も多いと思いますが、臨床試験が行われたわけではなく、十分なデータはありません。
古くから癌に効く民間療法としてサワーソップの葉を煎じて飲む方法もあるようです。
ビタミンBとCが豊富に含まれ、抗酸化作用があることは確かです。
またカリウムと鉄分、ナイアシンも多く、血流を良くし、代謝をアップする効果が期待できます。
そして食べると分かるのですが、食物繊維が多くお腹の調子を整えてくれます。
でも食べ過ぎには要注意です。
カリブ諸島の研究によると、サワーソップの過剰摂取はパーキンソン病発症の引き金になりかねないとのことです。
なんでも食べ過ぎは駄目ですね。
参照: 開かれた学問
サワーソップの食べ方
サワーソップは皮を触ってみて、弾力があり柔らかくなったら食べ頃です。
皮がまだ硬いなら室温で追熟させて待ちます。
冷蔵庫に入れると低温障害を起こして追熟しないので注意してください。
包丁で切り、皮を剥いて食べたり、そのままスプーンですくって食べます。
皮の近くの方が栄養成分が多いので、私はスプーンですくって食べる方が好きです。
サワーソップの味
ミルキーフルーツと言われるくらい、トロッとしていて、クリーミーです。
また少し酸味もあり、乳酸菌飲料のようなヨーグルトのような爽やかな味です。
ウィキペディアによると
「イチゴとパイナップルの組み合わせに、バナナやココナッツを思わせるクリーミーな香りと対照的な酸っぱい柑橘系の香りが加わったもの」
とありますが、こればかりは食べてみないことには分かりません。
参照
他のバンレイシ科の果物
同じバンレイシ科に属する果物にシュガーアップル(釈迦頭)やカスタードアップルがあります。
写真はカスタードアップルです。
こちらはサワーソップとは違い、酸味はなくもっと甘味が強いです。
子どもはこちらの方を好んで食べます。
皮が茶色く柔らかくなったら、手で簡単に割れるので、そのままかぶりつきます。
カスタードと言われるだけあって、とても甘いんですが、マンゴスチンのような爽やかさもあり、こちらも大好きです。
さいごに
東南アジアに来たら、サワーソップ是非トライしてみてください。
食べたことのないクリーミーな味わいにきっとハマると思います。

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