サツマイモの葉を食べたことはありますか?
日本では戦時中の食糧難の時に食べていたイメージが強いですが、最近では「すいおう(翠王)」という葉や茎を食べやすくした新しい品種も出ています。
マレーシアではスーパーでも簡単に手に入るポピュラーな野菜で、ほうれん草のようにアクも強くなく、クセのない味なので子どもも好んで食べます。
サツマイモの葉の栄養と食べ方について紹介します。
戦時中の食べ物?
現代の豊かな時代からは想像もできないけれど、戦時中の食糧難の話は亡くなった祖母から聞いたことがあります。
サツマイモを薄いお粥に入れてカサ増しするのはもちろんのこと、サツマイモの葉やツルまで食べていたんだと言っていました。
マレーシアに来てから、レストランのメニューにサツマイモの葉炒めがあることに最初は驚きました。
サツマイモの葉は火を通すとトロンと柔らかくなって、少し粘り気があって美味しいの
です。
マレーシアのスーパーでは「Sweet Potato Leaf」とそのままの名前で売られています。
サツマイモの葉の栄養
ビタミン類
ビタミンCのほか、ビタミンB1、B2、B6、Eを含み、美容効果がとても高い食材と言えます。
特にビタミンB群は、身体の代謝のために欠かせない栄養素です。
代謝が悪くなる更年期の女性は積極的に摂りたい栄養素です。
ミネラル
カルシウム、鉄、銅などのミネラルを多く含み、どれもほうれん草より含有量が高いです。
食物繊維
芋の部分と同様に食物繊維を多く含みます。
食物繊維は低カロリーで肥満の予防にもなります。
ポリフェノール
抗酸化作用が強く、動脈硬化などの生活習慣病の予防になります。
ルテイン
ケールやほうれん草などの緑黄色野菜に多く含まれるルテインはサツマイモの葉にも多く含まれています。
ルテインは目の黄斑部や水晶体に存在しますが、体内で作られないため、積極的に食物から摂りたい栄養素のひとつです。
参照;http://himuka.chu.jp/satsumaimo/?p=367
サツマイモの葉の食べ方
サツマイモの葉のレシピは調べるとたくさん出てきますが、ビタミンは茹でると溶け出してしまうので、お浸しにするときは茹で過ぎに注意です。
私が好きなのは、ニンニクと一緒に炒めてオイスターソースで味付けしたものです。
(カロチーノオイルを使っているので少しオレンジ色になっています。)
トロンと柔らかくて、子どももパクパク食べます。
ほうれん草嫌いな子どもでもサツマイモの葉ならきっと食べられると思います。
卵とじスープも美味しいです。
味にクセがないので、どんな料理にも合わせやすいと思います。
さいごに
栄養満点のサツマイモですが、葉はもっと栄養価が高く、積極的に摂りたい食材です。
是非、料理に取り入れてみてください。
きっとこの美味しさにハマると思います。
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