最近「見ざる言わざる聞かざる」という有名な三猿の教訓が常に頭の中にあり、かなり意識してネガティブなものに意識を向けないようにしています。
おそらく普段見聞きするネガティブな情報(悲しいニュースやネットの誹謗中傷など)に心を惑わされすぎてしまい、改めてこの教訓を思い起こしたのだと思います。。
未熟なのですぐに感化されてしまうのです、私は。。
『見ざる聞かざる言わざる』の意味とは
孔子の論語から
「自分にとって都合の悪いことや相手の欠点を、見たり聞いたり言ったりしがちだが、それらはしないほうがよいという戒め」
という意味で普通は捉えられますが、本来は孔子の論語の中にある
「礼節に背くことには目を向けない、耳を傾けない、言わない、行なわない」
という教えから来ています。
本来は三猿ではなくて四猿なんですね。
最初の意味で解釈してしまうと、自分に得にならないならないことはシャットアウトで自己中心的な意味にもなりかねませんが、孔子の教訓からは「自分の品位のために礼節を欠くことをしない」と読み取れます。
日光東照宮の三猿から
今回調べてみて初めて知ったのですが、日光東照宮の三猿の説明には次のように書いてあるそうです。
「幼いうちは純真で周囲の影響を受けやすい。
だから世の中の悪いことは見聞きせず、悪い言葉も使わせず、良いものだけを与えよ。
この時期に良いものを身につけておけば、悪いものに触れても正しい判断ができる。」
子育てに役立つ教訓ですね!
多感な幼少期は悪いものは避けて、素直な心に育てることに意識を向けたいですね。
情報が多い今だからこそ尚のこと気をつけなければいけないのかもしれません。
意識してネガティブなことはシャットアウト
自分以外のことはコントロールできませんから、かなり意識して自分でネガティブな情報や人はシャットアウトするように気をつけています。
- 不平不満・愚痴・悪口は言わない、参加しない
友人の1人にいつも会う度に職場の不平不満を言っている人がいたのですが、彼女に会うとぐったり疲れてしまいかなりエネルギーを奪われていました。
今は会うことは避けていますが、不平不満を言うと聞かされた相手にかなりダメージを与えるのだなといい教訓になりました。
全く言わないのは難しいですが、言わないチャレンジを続けています。
- 感情的になるメディアやSNSは見ない
事実だけを淡々と流すニュースなら良いのですが、一般的なニュースは感情を煽るような流し方をするのであまり観ないようにしています。
また誹謗中傷が渦巻きやすいところには近づかないようにしています。
今のところSNSはやっていないし、やる予定もありません。
- 怖いホラー映画や映像は観ない
子どものときに観たホラー映画「リング」を観たことを今でも後悔しています。
半年くらい1人でトイレに行けず、飼い猫を抱っこしてドアも開けっ放しで入っていた思い出があります。
兄に叱られたのですが、羞恥心より恐怖のほうが大きかったですね。
小学生の夏休みに観ていた「あなたの知らない世界」という心霊体験番組も今でもいくつかのシーンを思い出すんですよね。。
ああいうのをエンターテイメントとして観て楽しめる方ならいいのでしょうが、私はトラウマになり、いつまでも引きずるので大人になった今は一切観ないようにしています。
さいごに
今「見ざる聞かざる言わざる」を意識して、愚痴や不平不満を言わないチャレンジ(30日間チャレンジ)をしています。
うっかりすると天気の悪口も言ってしまう私なので難しいですが、チャレンジする価値はあると思っています。
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