40代の私は小学校時代に「三角食べ」の指導を受けたためか、今でもその食べ方の習慣が抜けません。
一方で私の7歳になる子どもは料理の種類によりますが、一品ずつ食べ切る「ばっかり食べ」を好みます。
離乳食が終わり普通食になった頃から、特に食べる順番などを指導することはせず、どんな食べ方をするのだろうと観察していました。
まるでフランス料理のコースのように一品ずつゆっくり食べております。
果物(朝食時)→スープ→サラダ→副菜→メインのおかずとご飯 という具合に。
我が子だけに限らず最近の子どもは「ばっかり食べ」をする傾向にあり、それが問題視されているようなんです。
子どもの「ばっかり食べ」は直したほうがいいという意見が多く、ちょっと気になったので「三角食べ」と「ばっかり食べ」について調べてみました。
「三角食べ」とは
「三角食べ」とは、汁物、おかず、ご飯などを順番に一口ずつ回って食べる食べ方です。
私のように小学校で指導された方も多いのではないでしょうか。
牛乳とご飯は合わなかったけれど。。
私はこの食べ方が好き
日本では「口中調味」と言って、おかずとご飯をよく噛んで味を混ぜ合わせ、その味の変化を楽しむ食文化がありますね。
よく噛むことで唾液が増えて消化も良くなるし、食べ過ぎ防止にもなるそうです。
それに色んな食材を満遍なく食べるので栄養の偏りを防ぐ効果もあり、少食の子どもにはこの「三角食べ」が良いとされています。
ただし、これはゆっくり味わって食べる場合であって、早食いをしてしまったらその効果は薄れ、逆に食べすぎにも繋がります。
味噌汁でご飯を流し込んでしまっては意味がありませんからね。
「ばっかり食べ」とは?
「ばっかり食べ」とは言葉通り、一品だけ口に入れて他のおかずやご飯と口の中で混ぜることはしません。
最近は、血糖値の急激な上昇を防ぐために野菜を先に食べるベジファースト、そしてご飯を最後にするカーボラストが推奨されて、それを実践する方も増えてきましたね。
食べ方の順番に気を配ることで、脂肪がつきにくくダイエットになるとか。
最近はベジファーストが常識になってきていますね
ただし「ばっかり食べ」は栄養のバランスが悪くなるとの指摘もあります。
(実際、私の70代の母は食が細く、いつも前菜と汁物だけでお腹が一杯になってしまい、メインのおかずとご飯まで手をつけられないことがよくあります。)
また「三角食べ」のように白いご飯で塩分を調節することができないので、味覚にも影響を与えると言われています。
どちらの食べ方がいいの?
「三角食べ」と「ばっかり食べ」、どちらもメリット、デメリットがあります。
偏食をする子どもや私の母のように少食な方は「三角食べ」をしたほうが栄養のバランス的にはいいでしょうし、糖尿病や肥満の方はベジファーストで「ばっかり食べ」のほうが身体のためにはよさそうです。
我が子の場合、果物や野菜を先に食べるのは消化や血糖値のことを考えたら理にかなっているし、ご飯を残すわけではないので、このままでいいかなと思っています。
おかずの味が濃いときは白いご飯と一緒に食べて、自分で口中調味で調節しているようですし。。
個人的には、「三角食べ」と「ばっかり食べ」のいいとこ取りでいいんじゃないかと思っています。
サラダなどの野菜は先に食べ、他のおかずも途中まで「ばっかり食べ」にし、残りはご飯といっしょに「三角食べ」という具合に。
勿論、各文化や料理によって食べ方のマナーがあることは重々承知していますが、一緒に楽しく美味しく食べられたら一番ハッピーですね。
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