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【海外子育て】セミリンガルの恐怖?ダブル・リミテッド?

海外で子育てをされている方や国際結婚をされた方なら一度は聞いたことのある「セミリンガル」と「ダブル・リミテッド」という言葉。

調べれば調べるほど、切ない気持ちにさせられるこの言葉、、。

私の子どもはまだ小学1年生で教育を受けている最中ですから、私がセミリンガルやバイリンガルマルチリンガルについて語ることはまだできません。

ただ不思議なことに日本人はこの問題を重大に捉えますが、マレーシアでセミリンガルやダブル・リミテッドを心配する声を聞いたことがありません。

現時点で感じていることを(自分のために)書き留めておきます。

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セミリンガルとは?

セミリンガルとは2言語以上の環境で育ち、どの言語においても年齢に応じたレベルに達していない人のことを指します。

セミリンガルは否定的な言葉なので「ダブル・リミテッド」という呼び方が最近では一般的なようです。

私の子どもは現在マレーシアの中華学校に通う小学1年生です。

私とは日本語、夫(中華系マレーシア人)とは英語で会話をし、学校では中国語、マレー語、英語を学んでいます。

日本語と英語の会話力は、普段使っていることもあり7歳レベルだとは思います。

学校でお友達とは中国語(北京語)で話しているようですが、レベルはおそらく低いでしょう。

先生の話している内容をたまに理解していませんから。

切ない気持ちになる訳

セミリンガル」「ダブル・リミテッド」という言葉になぜ切ない気持ちにさせられるかというと、それはそれは否定的な専門家の意見が多くあるからです。

母語を奪うことは残酷である」

セミリンガルは深い思考ができない」

「語彙力が乏しいと的確な判断ができない」など。。。。

これほど否定的な言葉が並ぶとさすがに誰でも心配になるでしょう。。

マレーシア人はマルチリンガルでありながらセミリンガル?

以前、夫にこの「セミリンガルやダブル・リミテッドの恐怖」について話をしたところ、「それは自分のことだ」と言います。

私からみたら英語を仕事でも使いこなし完璧に話していると思うのですが、夫に言わせると「親と英語で話していたわけではないから英語のネイティブと比べたらレベルは低い」のだそうです。

子どもの頃は、家庭で福建語(中国)を話し、学校では英語とマレー語で学んできた夫です。

母語であるはずの福建語(中国語)は会話だけですから、読み書きはできません。

マレーシアでは家庭で話す言語と学校で学ぶ言語が違う人は多くいます。

マレーシア人の多くがセミリンガルやダブル・リミテッドなのかもしれません(失礼に思われたらすみません)。

でもだからといって、思考が浅いとも思いません。

むしろ色んな視点から物事を捉えているような気がします。

夫によると状況に応じて思考言語が変わるそうです。

思うにレベルをどこに設定するかによって「セミリンガル」か「バイリンガル」かが変わってくるだけではないでしょうか。

簡単な日常会話ができる程度で「自分は日本語が話せる」と言う外国人にたくさん会ってきましたが、実際話してみるとこちらが噛み砕いた易しい表現に変えなければ会話が成り立たなかったりすることがよくあります。

逆に日本人は話せるのにまだまだレベルが足りないと思っている方がたくさんいますね。

親の国語力と働きかけ

私は日本で日本語だけのモノリンガルで育ちましたが、それでもブログを書いていて日本語の表現に悩むことが多々あります。

私こそがセミリンガルかもしれない、、日本語が弱くなっていると感じることがよくあります。

前職ではプレゼンやスピーチをする機会もありましたが、凄く苦手でしたし、専業主婦になった今はもう人前で論理的に話すことができるのか怪しいです。

子どもの心配をする前に自分の国語力です!

1番身近にいる大人(多くの場合は母親)の影響力が大きいのは確かです。

私自身の日本語力維持と子どもへの働きかけにかかっているのではと強く感じています。

コメント

  1. dabo_gc より:

    私も子どもたちを海外で育てたので貴女の心配はよくわかります。
    ちょっと気になったのですが、
    >マレーシア人の多くがセミリンガルやダブル・リミテッドなのかもしれません(失礼に思われたらすみません)。
    >でもだからといって、思考が浅いとも思いません。
    >むしろ色んな視点から物事を捉えているような気がします。
    問題はこういう日常にあるんじゃないんですね。大人になりまた高度な学問や技術を身につける時に「言語が問題になる」ってことなんです。
    日本で日本語だけで育っても「どんどん難しいこと」を学ばないとならないわけですが、その時に「日本語でも難しいこと」ってあるじゃないですか。そしてそれを理解できる度合いは「言語の理解度に依存してしまう」ってことなんですね。
    ですから小さいうちは「3言語話せる~」なんて喜んでいても、いつの日かどれかを選んで深く理解するようにならないと追いつけなくなるんですね。天才で無い限り。
    子ども達もそれがわかる時が来ますし、いずれどの言語か選ばないと勉強も進まないわけですが、私の知人の子供で医学系に進んだのですが選んだのは英語。それから10年が経ち、立派なお医者様になったものの、「全く日本語がわからない」という事が起きました。親子なのに日本語で話が出来なくなったと。高校生までは普通に日本語を話していたのにです。
    そのお子さんがどれほど苦労して英語社会で自分の居場所を作ろうと頑張ったのかの想像はできますがそんなことさえ起きてしまうのね。
    私の子どもたちの友人関係を見てもいろいろですが、「多言語を扱う子どもたち」って何でもできそうですが、実は「専門分野に進めなかった」ということが起きています。ツアーガイドとか便利屋さんになってしまうのね。
    「多言語を扱う子供」を否定するのではありませんが、少なくとも「一つは完璧」でないと先に進めない。頭打ちになるってことじゃないでしょうか。
    貴女ご自身が心配するように、私も「私の日本語って大丈夫か?」と思うことが多々あります。日本語にどっぷり浸かって育ち教育を受け生きてきたのにも関わらずそう思うことがあるほど「言語って奥が深い」んですね。いわんや多言語の中で育った子供がどうなるかは簡単に想像できると思いますし、その想像のとおりになるケースが多いと思います。
    私が住んでいるコンドのオーナーはマレーシアンチャイニーズですが、子どもたちは幼い頃から「英語を集中的に学ばせた」と言っています。マレー語も中国語もわかるそうですが、いわゆる日常会話止まりですと。

  2. ekanan より:

    id:dabo_gcさん、コメントどうもありがとうございます。確かに流暢にペラペラ話している(ように見える)と周りからは凄いと思われますが、実はそういう方がセミリンガルだったりします。
    それにしてもお知り合いの方、高校生まで日本語を話していたのにその後、親子間で会話できないほど忘れてしまうとは驚きました。。
    どの言語をメインにするのか、子どものこれからの小学校6年間でよく観察していこうと思っています。
    全部習得させようとは思っていません。
    選択肢がたくさんあるマレーシアの子どもは幸せなのか不幸せなのか、、、どちらにせよ国のカリキュラムですから通過せねばなりません。
    この問題で悲観的になったりもしますが、本人の興味とやる気が有れば1つの言語で突き進むだろうと楽観的になったり、、母親の私の気持ちだけが忙しいですわ。

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