コロナ禍で義実家に帰省できなかった2021年の旧正月(春節)ですが、ゆっくり家で過ごせるかと思いきや、そうでもありませんでした。
いえ、家で過ごしたことは過ごしたのですが、ビデオ通話(WhatsApp)での挨拶が多いし長いしで、華人の家族の親密さを改めて実感。
ステイホームで誰にも会っていないのに、ワイワイガヤガヤなんだか騒がしかったです。
家族を大切にする華人
華人にとって一番大切なのは「家族」。
(華人だけではなくマレーシアではマレー系もインド系もみんな家族をすごく大切にしていますね。)
日本人だってもちろん家族を大切にしますが、その親密さの度合いが違うんですよ。
彼らにとって「家族」とは親、兄弟はもちろん、親戚まで含めて家族です。
年末の親兄弟への挨拶にはじまり、正月当日はまた親兄弟で話した後、沢山のおじさん、おばさん、いとこたちとビデオ通話。
しかも常に最大の8人で通話するので、誰が話しているのかよく分からない状態。
私は挨拶だけ済ましたら、騒がしいのが苦手なので別部屋に逃げましたけどね。
さすがに夫も疲れていました。
世界に散らばる華人家族
夫の親戚はマレーシアだけでなく、アメリカ、イギリス、オーストラリアなどいろんな国に住んでいます。
ビデオ通話で改めて世界各地にいるなあと実感。
これは夫の親戚に限ったことではなく、華人にとってはごく普通のこと。
華人ネットワークが広いのはよく知られていますが、まさに世界各地に散らばっています。
そして散らばっていても結束が強い!
誰かがその国で生きていけなくなったら、他の国にいる家族が手助けしてくれるようになっているのだとか。
もちろん人数が多いのでそれなりに家族のいざこざも多く、こういった親密な家族関係を疎ましく思う方もいますが、そういう方でも「親」だけは絶対に大事にします。
華人と結婚する日本人も多いですが、この驚くほど近い家族との距離感に耐えられずに他国へ移住したり、離婚してしまったカップルが多いのも事実。
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