「おさるのジョージ」はNHKでも放送されているのでご存知の方も多いでしょう。
知りたがりの子ザル「ジョージ」が引き起こすハプニングがなんともほほえましく、ついつい話に引き込まれていきます。
周りの登場人物もみんな優しくて、いつもほっこりさせられるんです。
そんな「おさるのジョージ」は子ども向けのお話ですが、実は子どもだけでなく英語学習者の間でも生きた英語を学べる教材として人気が高いのです。
「Curious George おさるのジョージ」には2種類ある
お気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、実は「おさるのジョージ」には2種類あります。
元々はハンス・アウグスト・レイとマーグレット・レイ夫妻による作品で、日本では「ひとまねこざる」という題名で岩波書店から出版されています。
我が家にはこのシリーズが7冊あります。
レイ夫妻の死後、別の方が続編を製作し、今では「おさるのジョージ」という名前が定着しています。
原作のレイ夫妻の作品も「おさるのジョージ」として紹介されることがあるということです。
絵がよりアニメっぽくなっています。
参照;https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%BE%E3%81%AD%E3%81%93%E3%81%96%E3%82%8B
おさるのジョージと学ぶ生きた英語
おさるのジョージの英語絵本は表現が簡潔でとても読みやすいです。
幼児から小学校低学年用ですが、普段の生活に根付いた英語表現も多く、私も一緒に読んでいて勉強になります。
たとえば、、、
“Yo have a big day ahead of you”
ジョージが初めて学校へ行く日の朝、黄色い帽子のおじさんがジョージにこう言います。
“You have a big day ahead of you, George” 「今日は大事な日だね、ジョージ」
「big day」は入学や試験、プレゼンなど大事なことがある日という意味で使われます。
「a head of ~」をつけることで「この先~にとって」となります。
けっこう色んな場面で使えるので覚えておくと便利です。
“George jumped with glee”
動物園でサイの誕生日パーティーに招待されたジョージは、飛び上がって喜びます。
“George jumped with glee” 「ジョージは喜びのあまりジャンプしました」
「glee グリー」と聞くと合唱曲のイメージがありますが、「大喜び」という意味もあります。
これを覚えておけば、、
“I shouted with glee” 「歓喜の叫び声をあげた」などと使えます。
“If only he could see himself in the mirror”
ハロウィンパーティーでお気に入りのコスチュームを着たジョージですが、鏡の位置が高くて姿を見ることができません。
“If only he could see himself in the mirror” 「鏡で自分の姿が見えたらいいのに。。」
「If only~」は「~さえすればいいのに」という意味で、それに続く文は必ず過去形になります。
「踊れたらいいのにな」は「If only I could dance…」と使えますね。
どれも自然に覚えられます。
YouTube 動画もおすすめ
おさるのジョージの英語版動画はYuoTubeにもたくさんあります。
ナレーターのおじさんも黄色いおじさんもゆっくりで聞き取りやすくておすすめ。
お話も15分程度なので子どもも飽きずに集中して観ていられるし、英語が分からなくても何となく理解できちゃいます。
英語の良い聞き取りになると思います。
DVDもあります。
CURIOUS GEORGE: THE COMPLETE FIRST SEASON
さいごに
我が家は日本語の「ひとまねこざる」シリーズから読み始めて、何度も読み込むほど気に入ったので英語版を買いました。
お話自体が楽しく、易しい表現ばかりなので英語初級レベルの学習者にもお勧めです。
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