まだまだ旧正月のお祝い真っ只中のマレーシア。
お祝いは2週間続くのです。
中華系マレーシア人の妻である私は、この2週間の外出時には常にアンパオ(お年玉)を持ち歩いています。
いつ誰に会うか分かりませんからね。
アンパオ
アンパオは中国語で『紅包』と書きます。
「アンパオ」は福建語で、北京語では「ホンパオ」と発音します。
文字通り赤い袋にお金を包んで、旧正月の間に渡します(ピンクや黄色もOK)。
中華系にとって赤色は幸運の象徴で、邪気を払う色とされているのです。
一般的には既婚者や年長者が、子どもや独身者に渡しますが、職場で上司が部下に渡したり、客がいいサービスを受けた時にスタッフに渡すこともよくあります。
日本では親族だけに、しかも子どもだけにお年玉を渡しますが、こちらではそういった括りはありません。
皆んなに福を配り、そしてそれは巡りめぐって自分に福が訪れるという考え方なのです。
金額は大体RM5〜20(130~520円)くらい、親しい間柄ならそれ以上の額を渡します。
かばんには常にアンパオを用意しておく
そういうわけで旧正月の2週間は、かばんに常にアンパオを用意しておきます。
先日も家族で給油をしに寄ったガソリンスタンドで、セルフサービスなのにすかさずスタッフが笑顔で来て、『コンシーファチャイ(新年おめでとう)!」と挨拶をされ、タイヤの空気入れも給油も全てやってくれました。
なんだかあからさまでいやらしいなあと私は思ってしまうのですが、福を分かち合うと考えなくてはいけませんね、、。
夫が一人の時は、既婚者か分からないので(独身者はアンパオは渡しません)、あまりこういったことはありませんが、家族でいると違いますね。。
夫も子どもの頃は近所の大人を見かけたら駆け寄って行って「コンシーファチャイ」と新年の挨拶をしてよくアンパオを貰っていたらしいです。
当時はRM1〜2 (26〜52円)くらいのアンパオです。
でも最近は、特に都心部では自分からアンパオを貰いに挨拶にくる子には今まで会ったことはありませんが、、。
むしろ大人に遠回しに求められることが多いかな、、。
ちなみにアンパオを持ち歩いている今はひったくりに遭いやすいらしいので、中華系と似ている日本人女性もお気をつけください!
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