マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏が毎日皿洗いをしているのは有名な話。
脳をリラックスさせ緊張をほぐす効果が、食器洗いという単純作業から得られるからです。
いわゆる『マインドフルネス』ですね。
私は皿洗いはあまり好きな家事ではないけれど、最近は「マインドフルネス」を意識して目の前の食器を洗うことにただ集中しています。
退屈な皿洗いが『マインドフルネス』を意識するだけで、毎日の楽しみに変わってくるから不思議。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは簡単に言うと「今、この瞬間に集中すること」です。
目の前のことに集中することで脳のストレス軽減になるだけでなく、記憶力や集中力、また免疫システムの向上まで見込めるのだとか。
瞑想によるマインドフルネスが一般的だとは思いますが、単純作業である家事でも実践することが可能です。
むしろ瞑想より家事によるマインドフルネスのほうが取り組みやすいかもしれません。
マインドフルネスを意識した皿洗い
「ただ食器を洗うだけ」と「意識して食器を洗う」のでは全然違うんですよ。
今までいかに惰性でお皿を洗っていたか思い知りました。
いや惰性というか、明日の予定とか子どもの勉強とか余計な心配事が常に頭の中にある状態で皿洗いをしているんですよね。
しかもたまに過去の失敗を頭の中で反芻して「あーやだやだ!」と、あえて自ら悪いサイクルに入り込んでいくという、なんとストレスフルな皿洗いだったことか!
皿洗いをしながら、皿洗い以外のことを頭の中でしているんです。
かなり意識しないとついついいろんなことが頭に浮かんでくるので、目の前の皿、スポンジ、泡、水の音などに意識を向けて、丁寧に皿洗いだけをするようにします。
最後はシンクも綺麗に拭きあげて完成!
皿洗いでストレス解消
マインドフルネスを意識して皿洗いをするようになって、とりあえず思考の悪循環からは抜け出せたようです。
余計な心配事や過去の失敗が浮かびそうになったら、ひたすら皿洗いに集中です。
自分の中で劇的に何かが変わるわけではないけれど、気分がいいことは確か。
だって丁寧に皿洗いをすることになるから、いつも以上に食器を大事に取り扱うし、シンクも綺麗になるしで、自分の心が整う感じがします。
禅修行で「無」の境地になれと言われたら難しいけれど、マインドフルネスで目の前のことに集中するならわりと気軽に取り組めます。
皿洗いという短時間の瞑想ですね。
皿洗いに限らず、他のことでもマインドフルネスを意識して取り組んでみようと思います。
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